看護師不足の解決策
日本の看護師不足問題を引き起こしている大きな要因と言えるものが、離職率の高さです。
看護師は、いったん免許を手に入れて現場に出たものの、結婚や出産、親の介護等でいったん辞めたら、復職するということがあまりありません。
そのため、現在では潜在看護師と言われる、看護師免許を持っているけれど現場には出ていないという方が、全国で約55万人はいるといわれています。
なぜ、いったん辞めた看護師たちは、やりがいのある仕事、一生続けられる仕事と言われているにもかかわらず、復職することが無いのでしょうか。
それには、なんといっても看護師の過酷な労働環境があります。
月に8~9回はある夜勤は、子どもがいる家庭にとっては母親不在となり、非常に負担がかかります。
夜勤がなかったとしても、毎日の多忙で業務内容が非常に多く、残業が続くような職場では、子どもをゆっくりと育てるということはできません。
ですから、特に出産した後の看護師は、ほとんど復職しないといっても過言ではないほどなのです。
看護師も人間ですから、まずは自分の家庭を大切にしたいと願います。
それはごく自然な当たり前のことですが、看護師の仕事に復職したら、それもままならなくなってしまいます。
ひどい場合には、自分の家庭どころか自分の体さえ、犠牲にしなければならないことさえあり得ます。
そのようなことを知っているため、一度看護師をした方は、特に妊娠をして辞めたらもう復職するのが難しくなってしまうのです。
この看護師不足の大きな要因を受けて、この問題を解決するために様々な提案がなされています。
各病院では潜在看護師がもう一度働けるように、日中の時間帯数時間だけ勤務をしてもらうという形態をとっているところもあります。
それは、看護師として看護にあたるというよりも、新人看護師の教育係としてついてもらうという仕事内容です。
この外国人看護師の受け入れは今後も続けられていくため、さらなる人員は拡大されていくと思われますが、資格試験の難しさとそれにどう対応していくかということが問われるようになっていくことでしょう。